劇場版 「Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS」

第二記


大学行ってネットポータルの再発行したら、一応在学扱いになっていたので、
これで安心して今月をのらりくらりと過ごせるわけですが。
にもかかわらず、この数日追い立てられるように新宿に繰り出しているのは
ひとえに今年の急激なアニメ劇場進出のためなわけですが。

この乱発は明らかに市場の衰退フラグだと思うのは私だけなのかな、
素人目には空の境界の商業モデルができた途端の量産・劣化体制にしか映らないし、かたやアニメの殿堂の話がお役所の箱物削減の一環として立ち消えて以降、マネタイズの強化、補填はむしろ不景気の文脈に織り込まれて、すっかりなおざりにされてしまった印象を受ける。
消費者にしろ、制作者にしろアニメのステータスに気づいてはいるのだろうけど、

「おっとなー」の都合を笑ってゐいのは、淘汰の覚悟のあるやつだけだ。(とR・V氏も宣言している)

確かに現行の作品価値は徹底して相対化されてしまうのは否めないけれども、ギアスにしろアルターにしろ
使うのは人であって、いくらインターフェイスやシステムに差異があろうとも主体的でない分野が生き残れるハズはない。
と思わされた「劇場版 Fate」だった。
たとえギルガメシュが固有結界つかっても、なのはにはなんだかんだで「シュート!!」とかいって
消されちゃうんだろうなぁ、という結果。

すごいアクション押しだったわりに、序盤の大河の手振りとかの方が綺麗だったり、中景の人物がやたらといい動きだったり、会話シーンのアーチャーがまるで別人だったりと画が統一してないので(それでもマクロスほどではないけれども)ややしらける。
プロットは時間的にも厳しいということはあるとしても、イベントの羅列ではただのビデオクリップで
映画化にした意味が一体どこにあったのか、という流れで上記の愚痴につながってしまった。

「なのは」が予想以上に良かったのでその反動なのかも。


明日の抱負
化物語のパッケージまだ見てないので、久しぶりに家でゆっくり過ごそうかいな。
あとたるんだ腹もそろそろ絞り始めねば