とある科学の超電磁砲 最終回

第十記


あんまりまじめに見てなかったけれども、最後まで見れたのはかなり「曲げられない女」の恩恵があるな。
生殖を完全に形骸化、空洞化した「曲げられない女」と生殖の営みから隔絶された学園都市での「レールガン」は互いに往復して干渉できるおもしろい関係だった。


「レールガン」の後半は原作者のオリジナル脚本ということもあって、
良くも悪くもラノベっぽい内容で特に言及することもないか。

小萌先生もそうだけど「とある〜」は年齢ではなく職種で成人の線引きをしているようで興味深い、ぶっちゃけこの設定を説明するための物語といって良いだろう。

つまり社会主義ではなく、資本主義。国家思想ではなく個人思想。だけど母体は決してアナーキーを認めない。
そこでは自身のインセンティブを失うことがもっとも危惧され、個人の幻想を大切に育ててそのコンテクストに寄り添うように学園都市での生活をおくる。

競争のヒエラルキーに打ちのめされた者達をいかに政治的システムに回収するかは極めて現実的だ、しかし社会的ステータスの貧相な少年が既存の評価基準を乗り越えるためとはいえ、一方的に幻想をぶち壊すのはあまりにもシュールで、しかも幻想やぶれた者はビリビリの神罰がごとき𠮟咤をうけて即社会に復帰せねば弱虫扱いとは、、、
なんと厳しい社会……!!

上条「お前の幻想(間違った考え)をぶち壊す!!」
→美琴「やり方が間違ってるって言ってんのよ!!」
→→こうしてより高次な人間像(超人=レベル6)が生み出されてゆくのですよ byニーチェ


明日の抱負
明日は金沢に行くため六時に家を発たねばならないのだが、こんな時間[2時50分]に書いてる時点で寝るわけにはいかない。
そもそも準備すらしてないのだから。