日曜日の商店街
第二十五記
最近ないがしろにしていた建築録のほうも、そろそろひとつまとめてM氏に送ろうかと思うのでメモ書き
私がよく口に出している建築における体感時間をコンセプトとするなら、
今の私のデザインは線<LINE>である。
線は引くモノ
線は辿るモノ
線は別けるモノ
世の中には線があふれている。
レールや縁石、フェンス、塀
線の数だけきまりがあり、思惑があり、環境がある。
線は広がりをもてば面になる。
建物における面は壁だ
壁を通じては立ち入れないことを私たちは経験的に知っている、しかし壁は境界をつくる機能ばかりではない。
形式的ではあるが壁によって緊張感、圧迫感を得る、この緊縛によって初めて囲われた空間は家になる。
それはひどく曖昧で、脆く、皮肉なほど人間的だ。
だからこそ形を保ってのこり続ける。
人を惹きつけずとも、価値をそのうちに抱いて無我に横たわる美しさは
何者にも見劣りはしないと思う。
以上 武蔵小山商店街を歩いた感想より
明日の抱負
いつの間にか十一月も後半にさしかかり、脇目を振っている場合じゃなくなってきた感じ。
さてと、そろそろ本気出すかな(中二病)