10月16日

父帰国。

一人増えること、言葉に還元できることはほんの一部でしかなくて、ペルソナもそのグラデーションの中に透けていく。
嬉しいのは論理なのか感情なのか判然としない。
帰国から怖いものみたさが加速し続けているようだ、家族と他人の周縁にそっと足を伸ばしてはすかさず身に引き寄せる。
繰り返すことで芯と末端のつながりが本質化していく。

どうやったらこのヒューマニズムから抜け出せるのだろうか、そもそも抜け出さなければならぬ道理などあるのか。

リアルー現実ー夢ー感覚ー身体

音楽は好きだったけど、空間としては未知の領域。
キャラの劇場の展開の心的距離との関係、声の持つ人間性とそのインフラである詩がもつ力。
アニメなんかよりよっぽどおもしろいと思えてしまう。
正直最近のアニメはキャラに依って発生するコミュニケーションのゲーム性というか、メタ視点の移動でしかない閉塞感の中で自給自足のサイクルだけで全然つまらない。

うみねこは中々強力だった、でもアニメには媒体が向いてなかったんだろう。
なんでアニメがつまらなかったかの理由がおもしろいかもしれない。